こんにちは、府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
第14回はギターの運指練習のやり方を書いていきます。
みなさん、基礎練習していますか?
ある程度弾けるようになると、基礎練っておろそかにされがちです。
かくいう私もギター弾き始めて4年目位から、基礎練をほとんどしなくなりました。
最初から曲のコピーとか※インペリテリとかを弾くわけです^^;
(※クリス・インペリテリ。その昔世界一速いと言われたギタリストです。)
そんな時を1年程経て、あんまりうまくならないので知り合いの人にギターを習う事にしました。
クロマチックの運指練習をすることに
そこでの最初のレッスンはクロマチックの運指練習でした。
クロマチックとは半音階のことです。
ギターの運指練習として初心者が取り組む練習です。
正直最初は、なんでこんなところからやり直すんだろう、
と思いましたがすぐにその意味がわかりました。
というのも、最初のレッスンの時にどんな練習をしてるのか聞かれたのです。
私は「まず弾き始めにインペリテリを弾いてます!」と、誇らしげに言いました。
先生にすごいと思われているのではないかと思ったのですが、先生は笑ってクロマチックの譜面を渡してくれました(笑)
本当に尊敬してる先生だったので、信じてクロマチックの練習をしました。
そして1週間位経った頃に気づきました。
今までの練習は間違っていたと…。
クロマチックの練習のすごさを知ってる人はうまくなっても徹底的にやります。
ロバートフィリップやビリーシーンなど、今でもクロマチックの運指練習をやっているとインタビューで答えていました。
頭が下がりますm(__)m
クロマチック練習の基本エクササイズ
簡単にではありますが、クロマチックの運指練習のやり方を説明します。
まずは譜面をご覧ください。

上半分と下半分は別のフレーズになってます。
まずは上のフレーズの解説をします。
6弦~1弦に向かって5f(フレット)、6f、7f、8f
と、弾いていくフレーズです。
- 5f→人差し指
- 6f→中指
- 7f→薬指
- 8f→小指
で押さえます。
注意点としては、弾き終えた指を押さえたままにするということです。
どういうことかといいますと、最初の5fは人差し指1本だけ押弦している状態です。
次に6fを中指で押さえる時は、人差し指を5fから離さずに押さえたままにして弾きます。
7fを薬指で押さえる時は5f人差し指と6f中指を、押さえたままにします。
最後に8fを小指で押さえた時には、4本の指全てが各フレットを押弦している状態になります。
そして、次の弦に移動する時に4本の指を弦から離します。
1弦まできたら、1f高い方にずれて1弦~6弦まで
6f、7f、8f、9f
と、同様弾いていきます。
また6弦まで戻ってきたら高い方に1フレットずれて、6弦~1弦まで
7f、8f、9f、10f
と、弾いていく・・・あとは繰り返しになります。
これを何往復かしてください。
ギターの基礎練習、クロマチックの運指練習の動画を撮りましたのでご覧ください(^-^)
譜面では5fスタートになっていますが、動画では1fから弾いています。
テンポ60の4分音符から弾き始めて、徐々に速く弾いてます。
確か最後はテンポ200の16分音符だったかな?
下のフレーズも基本的なことは同じです。
ただ、8f、7f、6f、5fと、
上のフレーズとは逆に弾いていきます。
その際に注意することは、最初の6弦8fを押さえる時には、4本の指全てを押弦した状態で弾き始めてください。
つまり、8f小指、7f薬指、6f中指、5f人差し指で押弦した状態から、指を1本ずつ離していくことになります。
ですので、難易度は下のフレーズの方が高いです。
こちらも動画をご覧ください。
短いので面倒くさがらずにぜひ(笑)
上の解説でも書いた通り、4本の指を同時に押弦してください。
スピードの追求はフォームが安定した後で構いません。
運指練習は本当に大事
楽器は各指が独立出来ていると速く弾けます。
そのための最適な練習はクロマチックの運指練習だと思います。
土台が出来ていないうちは、いくら練習しても思う程うまくなりません。
土台作りが大切です!
みなさん、クロマチックトレーニングでギターの運指練習をしましょう。
指の組み合わせを変えたり、リズムを変えたりして飽きないようにしながら。