スケール

【ポジション図掲載!】マイナースケールの構成音や種類(全半全全半全全)

府中のギター教室ハヤタギタースクールです。

今回はメジャースケールとは反対に、暗く悲しいスケール「マイナースケール」を解説していきます。

バラード系の曲にマッチします。

記事中のマイナースケールはナチュラルマイナースケールのことです。

マイナースケールの構成音

マイナースケールは、メジャースケールと対比させながら勉強していくとわかりやすいです。

メジャースケールの構成音 マイナースケールの構成音
ミ♭
ファ ファ
ラ♭
シ♭

まず、メジャースケールの構成音はこうでした。

  • ファ

(参照:メジャースケール

続いて、マイナースケールの構成音は次のようになります。

  • ミb
  • ファ
  • ラb
  • シb

マイナースケールはメジャースケールと比較すると、3つ目、6つ目、7つ目がそれぞれ半音低くなっています。

マイナースケールを数字に置き換えてみよう【メジャースケールと比較】

マイナースケールを数字に置き換えてメジャースケールと比較してみます。

まず、メジャースケールを数字に置き換えます。

1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 1st

続いて、マイナースケール。

1st 2nd m3rd 4th 5th b13th m7th 1st

赤字が相違点です。

マイナースケールのインターバル

ドとレ  →全音

レとミb →半音

ミbとファ→全音

ファとソ →全音

ソとラb →半音

ラbとシb→全音

シbとド →全音

※全音は2f、半音は1f離れている。

全半全全半全全

呪文のようですが、

覚えてしまった方が後で役立つので覚えてしまいましょう。

メジャースケールのインターバルを再掲します。

全全半全全全半

何か気づきましたでしょうか?

マイナースケールはメジャースケールの第6音から並び替えたスケール

メジャースケールのインターバル、

全全半全全全半

を、赤字の全から並べ直すと、

全半全全半全全

このようになり、マイナースケールと同じインターバルになります。

念のため先ほど解説したマイナースケールのインターバルのところを、

もう1度見て確認してみてください。

もう少し詳しく説明していきます。

上記の赤字の全はラとシの間の全となっています。

 

ドとレ  →全音

レとミ  →全音

ミとファ →半音

ファとソ →全音

ソとラ  →全音

ラとシ  →全音

シとド  →半音

つまり、ラシドレミファソラという音階を弾くと、

全半全全半全全

というマイナースケールになります。

???

たぶん、パニックになっていると思われるので丁寧に解説していきます(^-^)

CメジャースケールとAマイナースケールは同じ音で出来ている

今までたくさんの生徒にスケールを教えてきました。

つまづく点として多いのが、

  • Cメジャースケール
  • Cマイナースケール
  • Aマイナースケール

が混乱する症状な気がします。

音楽の基本であるCメジャースケールとの対比で、同じルート音のCマイナースケールも一緒に勉強することが多いのです。

けどCメジャースケールとCマイナースケールは別物です。

本記事で解説した通り、CメジャースケールとCマイナースケールは構成音が違います。

反対に、CメジャースケールとAマイナースケールは構成音が一緒です。

構成音はCメジャースケールもAマイナースケールもドレミファソラシドです。

AマイナースケールはCメジャースケールのラ(第6音)から並べ直したスケールです。

この違いをふまえた上で、当サイトの記事や理論書を読むと理解が進むかもしれません。

マイナースケールは3種類

マイナースケールには3種類あります。

  1. ナチュラルマイナースケール
  2. ハーモニックマイナースケール
  3. メロディックマイナースケール

この記事は主にナチュラルマイナースケールの解説をしています。

ハーモニックマイナーについては以下の記事で解説しています。

メロディックマイナースケールについても書く予定でいます。

マイナースケールのポジション

マイナースケールを指板上で把握できるように、図にしてみました。

Aマイナースケール,ダイアグラム,ポジション図

マイナースケールまとめ

今回は難しかったですね・・・。

何度も書き直しているのですが、なかなか納得いく出来にはならなくて申し訳ないですm(__)m

レッスンでは生徒が納得いくまで、何回も具体例を出したりしながら進めていけるのですが。

理論全般に言えるのですが、聞いたり読んだりしてるより、自分で好きな曲を分析したりしてるうちに理解が深まるものなので、理解しようということを継続してみてください。

いつか必ず理解できる日がきますのであきらめないでください!